サプリメントは合成成分よりも天然成分がいい？
サプリメントは合成成分よりも天然成分のほうが安心なのでしょうか？
こたえは、「天然成分＝安全」とはかぎりません。
合成された化学物質がすべて有害なわけではありません。反対に天然のものであっても、育った土壌や農薬や重金属で汚染されていることも考えられます。
その点、製造工程がきちんと管理された合成によるサプリメントのほうが安全性が高いという利点もあります。
あらゆる面で安全が確保された自然素材となると、値段的にかなり高価になります。 いずれにしても品質管理のしっかりした信頼できるメーカー製であれば、合成でも天然でも問題はないでしょう。
また、最近は個人輸入で外国のサプリを購入できますが、問題となる製品も多いのであまり、おすすめはできません。日本に輸入されるサプリメントの多くはアメリカからです。
現在サプリメント大国アメリカでは、サプリメントに関する法律の規正がゆるんだために、さまざまなトラブルが続出しています。
安全性と有効性が疑問視され、議会でも問題になっているくらいです。実際、いくつかのサプリメントに回収命令が出されたこともあります。
この現状をみても外国のサプリメントはおすすめできません。インターネットなどの個人輸入は英語がしっかり読めて、アメリカのサプリメント制度や法律を理解した上であれば別ですが、問題が多いと思います。
また、サプリメントは食品だから薬と一緒に飲んでもいいという誤解があるようです。病院で処方された薬と同じ高価のあるサプリメントをとると、とりすぎになり過剰症を引き起こす心配があります。
漢方薬との併用も避けてください。
通院中あるいは持病がある人は、サプリメントは基本的にとらないこと。とりたい場合は、必ず主治医に相談してください。
腸は病原菌の感染を防ぐ
２１世紀は「腸の時代」と言われています。大腸がんなどの腸の病気が増え、腸の免疫機能に注目が集まって、肥満や糖尿病などの現代病にも腸内細菌の影響が疑われています。
そのため、世界中の生命科学者が腸に注目し、腸内細菌の研究が急速に進んで、いま「腸ブーム」ともいえる現象が起こっています。
腸はとても面白いのです。腸は食から得られる栄養分を細胞を作り上げる物質や動き回るのに必要なエネルギーへと変えているからです。
一方で、腸は、食物と共に入ってくる病原菌の感染や拡大を防ぎ、人体で最大の免疫系を備えた器官です。
また腸には、約１億個もの神経細胞があり、第２の脳とも呼ばれ、脳から独立して、自分の仕事を黙々とこなしています。
この腸は一方で人一倍繊細な器官で腸の動きが低下すると身体に充分な栄養素が運ばれなくなり、やがて病気になります。
その他にも、腸には消化吸収系、神経系、ホルモン系、免疫系など身体の様々なシステムが連携しあい、重なり合って生命を維持しています。
そして腸は、口から始まり、肛門で終わるために皮膚と同じように食物に含まれる細菌に直に接します。
つまり体内にありながら、実は「内側を向いた体外」であり「身体の中の外界」として、外界と常に接触している不思議な臓器なのです。
この腸が元気なことが全身にアンチエイジングを行い、若々しさを保つ基本です。
しかし、その現実にはその腸が実年齢より６割程度も老化していると言われています。
そのカギを握っているのが、腸内に棲む１０００億以上の腸内細菌です。
腸内細菌には、善玉菌と悪玉菌、そして日和見菌と呼ばれる3つのタイプがあり、この3つのバランスが重要とされます。
善玉菌が多くなると腸は若さを保ちますが、悪玉菌が勢力を拡大すると腸の老化が始まり、免疫力が低下します。
日和見菌は、勢力の優勢な側につき、免疫力が落ちると身体に悪さをするのです。
頭皮マッサージは効果がある？
頭皮マッサージはヘアケアの王道であり定番の方法です。
世の中にはさまざまなマッサージ方法があり、薄毛に悩む
人の関心は非常に高いのではないでしょうか。
頭皮マッサージが効くというのは、血行がよくなることで
発毛につながる、ということからきているのかと思われます。
確かにマッサージをすれば頭皮の血行はよくなりますし、
恒常的に頭皮の血行がよくなるということが発毛の助けに
なるのは理にかなっているともいえます。
しかし、いくら必死にマッサージをしても、それはあくまで
一時的なものでしかありません。
そう時間がたたずに血行は元に戻ります。
たとえ毎日１時間ずつマッサージをしたとしても発毛まで至
る効果があるとはとても言えないのです。やらないよりはマ
シというレベルにとどまるということでしょう。
ちなみに手のひらに刺激を与えると血行がよくなるなど、
頭皮の血流はしょっちゅう増減を繰り返しているものです。
一時的ではほぼ意味がないのです。
頭皮マッサー代表的な施術法といえばヘッドスパです。
頭をマッサージされながら洗ってもらうのは気持ちがよい
ものです。ヘッドスパの施術自体にに医学的な根拠はなく
発毛は期待をできませんが、心がゆったりとリラックスす
ることでストレスが減り、間接的に髪にもよい影響を与え
るということは考えられるでしょう。
そのほかには頭に蒸気をあてて毛穴を開かせるとともに血
行をよくする、というような機械もあります。
頭全体を覆うようなもので、いかにも効きそうな気がしま
すが、血行がよくなるのは一時的なもので発毛の根拠もあ
りません。
民間療法としては、ヘアブラシなどで頭をトントンとたた
くようなことをしている人がいるかと思います。
これも血行をよくする目的なのでしょうが、頭皮を傷つけ
たり、毛根にストレスが加わったりして結果的に抜け毛を
助長してしまう可能性が高いのでお勧めできません。
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年齢別の薄毛の加速のきっかけ
年齢別の薄毛の加速のきっかけの例をご紹介します。
・20代は社会人となり、仕事や人間関係のストレスも増える時期です。
女性は20代後半になると結婚にまつわる悩みが多くなるようです。こう
したストレスを上手に解消できず心に蓄積させてしまうと、髪への負担
を強得るきっかけになります。
・30代になると肌トラブルはもちろん、体の変化を感じるようになって
きます。昔は徹夜も平気だったのに無理がきかなくなった、体重が増え
ボディラインが崩れ始めたなど。また、自分のこれまでの人生を振り返
ることも多くなります。容姿を含め内省することで、髪に対するコンプ
レックスを抱いてしまうこともあります。
・30代後半から40代にかけてはホルモンなどの影響で体が大きく変わる
ときです。男性と異なり、女性は生理的に子供を産めなくなる限界を感
じる時でもあります。更年期をはじめこうした焦りがストレスになり、薄
毛を加速させたり、必要以上に髪に対して悩みを抱くきっかけになること
もあります。
・今の50代は若い、といっても親の介護や自分の健康など、死や老いとい
う問題をつきつけられる年代であることに変わりはありません。女性ホル
モン環境の変化もあり、気持ちの面でも敏感になる時期です。心身の動揺
を感じやすくなるので、それが髪の毛の変化に対してもでてしまうことも
あります。
男性型脱毛症AGA
父親がハゲているから自分もそのうち・・・と悲観的に考える人は
多いかもしれません。その心配事はかなりの確率で当たっています。
父親や母親の親戚筋で薄毛の家系である場合、自分もそうなる確率
があると思って間違いありません。ですから、女性は結婚相手の家
系をみれば、夫の味来の頭髪の状態をある程度は予測できます。
遺伝をしやすいのは脱毛のなかでも、「男性型脱毛」です。といっ
ても、脱毛そのものが遺伝するわけではありません。
男性型脱毛は、男性ホルモンと5aリダクターゼという酵素、そして
男性ホルモンを細くするレセプターの３つが関係して起こります。
男性ホルモンの分泌が旺盛で、かつレセプターが毛根周辺に存在し、
5aリダクターゼの働きが重なって脱毛を招くわけです。
そういう脱毛しやすい条件の体質が遺伝するのであって、脱毛の家
系であっても、条件が変化して薄毛にならない人もたくさんします。
正しい理論にもとづいて、間違いのないケアをすれば脱毛になる危
険性はそれだけ小さくなるのです。
髪は男性ホルモンの影響を受けやすいので、女性の場合は体質遺伝
の心配は少ないと言えます。ちなみに、昔、宮延に仕えるために睾
丸を切り取った中国の官官には、男性型脱毛はないというデータが
あります。これは男性ホルモンの分泌が関係していることを如実に
物語っています。もっとも、あくまで男性型脱毛の場合であってほ
かの原因での脱毛は起こりえます。男性ホルモン、女性ホルモンで
いえば、ヒゲは男性ホルモンの影響下にあり、ヒゲの濃い人は髪が
薄いという説も、あながち間違いとはいえないでしょう。さらにい
えば、薄毛の人は精力的だという説も、男性ホルモンの分泌が旺盛
であると考えればうなづけます。
ヘアケアについて
ヘアケアのたまに毎日することといえば、シャンプー、ブ
ロー、ブラッシングという3つの行為が浮かぶかと思います。
シャンプーで髪を洗ってトリートメントでコーティングする、
ドライヤーを使って髪をブローして乾かす、ブラッシングで
髪をとかす、という3つです。
どれも何気なく繰り返している人が多いのではないでしょうか。
その何気ない行為の根底にある勘違いは、かえって頭皮や毛髪
を痛めつけ、枝毛・切れ毛・薄毛・抜け毛などの毛髪トラブル
をまねく原因となっています。現にこれらのトラブルに悩んで
いる人の中で、考え違いが原因の人は多いと思います。
たとえば頭皮中の善玉の常在菌でも、増えすぎると悪影響を与
える悪玉菌になってしまいます。例えば、アクネ菌が増えすぎ
ると、皮脂を食べて分解されてできた遊離脂肪酸が増え、それ
が刺激性物質となって頭皮に刺激を与え激しいかゆみやしっし
んが出ることがあります。また、真菌類が増えすぎると。
新陳代謝が活性化してフケが急増します。皮膚ダニも増えすぎ
ると、皮脂を食べ過ぎてドライ頭皮になったり、毛根の栄養を
吸い取りすぎて異常な脱毛を引き起こしたりします。また、人
の睡眠中に皮膚表面に出て死んだり、排泄物を出したり、それ
らがアレルギー源となり、頭皮に激しい痒みをもたらすことも
あります。頭皮がかゆくなる・フケが増える・しっしんが出る
・赤くなるなどの症状が出たら、悪玉菌や皮膚ダニが増殖し過
ぎている恐れがあります。だからといってシャンプーのし過ぎ
はよくありません。要は、髪には適度な頻度で洗うことが大切
というわけです。ただし、頭皮の異常が続く場合は、皮膚科に
かかることをおすすめします。
