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腸は病原菌の感染を防ぐ

21世紀は「腸の時代」と言われています。大腸がんなどの腸の病気が増え、腸の免疫機能に注目が集まって、肥満や糖尿病などの現代病にも腸内細菌の影響が疑われています。

そのため、世界中の生命科学者が腸に注目し、腸内細菌の研究が急速に進んで、いま「腸ブーム」ともいえる現象が起こっています。

腸はとても面白いのです。腸は食から得られる栄養分を細胞を作り上げる物質や動き回るのに必要なエネルギーへと変えているからです。

一方で、腸は、食物と共に入ってくる病原菌の感染や拡大を防ぎ、人体で最大の免疫系を備えた器官です。

また腸には、約1億個もの神経細胞があり、第2の脳とも呼ばれ、脳から独立して、自分の仕事を黙々とこなしています。

この腸は一方で人一倍繊細な器官で腸の動きが低下すると身体に充分な栄養素が運ばれなくなり、やがて病気になります。

その他にも、腸には消化吸収系、神経系、ホルモン系、免疫系など身体の様々なシステムが連携しあい、重なり合って生命を維持しています。

そして腸は、口から始まり、肛門で終わるために皮膚と同じように食物に含まれる細菌に直に接します。

つまり体内にありながら、実は「内側を向いた体外」であり「身体の中の外界」として、外界と常に接触している不思議な臓器なのです。

この腸が元気なことが全身にアンチエイジングを行い、若々しさを保つ基本です。

しかし、その現実にはその腸が実年齢より6割程度も老化していると言われています。

そのカギを握っているのが、腸内に棲む1000億以上の腸内細菌です。

腸内細菌には、善玉菌と悪玉菌、そして日和見菌と呼ばれる3つのタイプがあり、この3つのバランスが重要とされます。

善玉菌が多くなると腸は若さを保ちますが、悪玉菌が勢力を拡大すると腸の老化が始まり、免疫力が低下します。

日和見菌は、勢力の優勢な側につき、免疫力が落ちると身体に悪さをするのです。